アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、掌蹠膿疱症などの慢性の皮膚病
アトピー性皮膚炎や脂漏性湿疹、乾癬や掌蹠膿疱症など様々な皮膚病があります。
病名はいろいろですが、主な西洋医学の治療はステロイド剤、免疫抑制剤、抗アレルギー剤、かゆみ止め、保湿剤などを組み合わせることで、それほど大きな違いはありません。
急性湿疹の場合はそれでも良いのかもしれませんが慢性になってくるといくら薬を使ってもその状態が何ヶ月、何年と続くこともあります。
薬を使っているうちは良くてもやめるとすぐにひどくなってしまう、あるいは今まで効いていた薬が効かなくなってくることなどもよくあることです。
ステロイド剤やプロトピック軟膏は炎症を抑える力は強くても皮膚免疫を下げてしまいますので長く使うと皮膚が弱くなり、すぐにかき破れたり、細菌感染などをおこしやすくなります。
プロトピック軟膏の場合、アメリカ(FDA)では発ガンと関連している恐れがあるため、他の薬が効かない場合に限り短期的に使うよう呼びかけているなど、できればあまり使いたくないものです。
ただだからといって今まで長い間使っていたステロイド剤やプロトピック軟膏を急にやめるのはとても危険です。
今まで薬で抑えていたのにそれを急にはずすと、その反動で一気に悪化した状態になってしまうからです。(リバウンド症状)
脱ステロイドしたからといってもともとの皮膚病が治るわけではありません。身体の中から根本的に治っていけば、塗り薬は当然いらなくなってきます。
すずらん薬局では、こういった様々な慢性湿疹の一番の原因は食事をはじめとしたその方の生活習慣にあると考えています。
私たちは一年中冷蔵庫でジュースやお茶を冷やして飲んだり、アイスを冬でも食べるなど、胃腸を常に冷やして弱らせています。
そこに、脂肪、動物性タンパク質、糖分の多い食事(又は間食)をすると消化吸収・排泄がうまくいかず、不消化物の余分なじゃまもの(毒素)が体内にたくさんたまり、皮膚病として発症します。
そのうえストレスがたまったり、睡眠不足、体を動かさない、などが重なると免疫のバランスを崩し、外への排泄がますますうまくできなくなり、身体の中ではいろいろな炎症がおこってきます。
これは皮膚病だけに限りません。ガンなども同じ原因でしょう。
結局、体にたまった余分な物を外に排泄すること、免疫のバランスを整えること、炎症を抑えることなどが重要になります。胃腸を温めることも効果的です。
過度のタバコ、飲酒も原因の1つになりますのでお気をつけ下さい。
皮膚病だからといっていくら薬を塗っても原因は身体の中にあります。
<子供さんの場合>
妊娠中、授乳中のお母様はご自身の召し上がる物にお気をつけ下さい。
そろそろ離乳食のお子様はくれぐれも離乳食を急ぎすぎないようにして下さい。
血液検査をして反応が出ていなくても、脂肪、タンパク質(特に動物性)、糖分のとり方に注意が必要です。
冷たく冷やした物も控えて下さい。
妊娠中や授乳中のお母様、そして赤ちゃんにも安心して飲んでいただけるものがございます。
できるだけスキンケアを併用なさってください。
軟膏などについてはお問い合わせください。
慢性の皮膚病でお悩みの方に、漢方を中心としたお勧めの方法をご紹介します。
病院の薬とも併用できるので安心です。
できれば、舌の苔を取ったりせず1時間以上何も食べたり飲んだりしていない状態で大きく出した舌の写真をメールに添付してお送り下さい。
漢方で舌診は大事な診断方法の一つで体の中の状態を判断するのにとても参考になります。