健康プラス vol.6
2008年10月1日
そろそろ、ココロとカラダにいいこと、始めませんかすずらん便り
vol.6 自分でてきる手当て法 –薬剤師 松井啓子–
最近いろいろな偽装や事件などを知るにつれて、安全な本物を選びたいと強く思うようになりました。
私は薬剤師としてお客様に正しい情報を提供することをいつも肝に命じていますが、そんな中で、家庭にある身近な食物を利用してできるマクロビオティックなお手当をお客様にお話しすることが多くなりました。
これらは副作用がなく、安くてとてもよく効きます。
手当ては用途に応じていろいろありますが、痛みに対してはビワの葉コンニャク湿布やショウガ湿布などが効果的です。
痛みのほとんどは体が冷えて起こっているため、これらを使って体を温めると痛みがとてもよくとれるのです。
その上、使い捨てカイロのように単に温めるだけでなく、食物の力で炎症も取ることができます。
鎮痛剤や湿布のように体を冷やして痛みを抑えるものとは対照的です。
できるだけ自分の手で良くしようとすることが何よりも安全であり、自然なこと
ビワの葉コンニャク湿布の方法は、まず、コンニャクを水から十~二十分ゆでます。
腰(腎臓のところ)、肝臓、そして痛む部分などにビワの葉を置き、その上からタオルで包んだコンニャクをあてます。
鎮痛剤を飲んでもおさまらなかった痛みがこれだけで楽になり、疲れもとれます。
あまりの気持ちよさに眠たくなる人も多いです。ビワの葉がなければコンニャクだけでも結構です。
ショウガ湿布は、おろしたショウガの汁を七十度くらいの湯に入れ、そこにタオルを入れ、それで湿布をします。
手当てをしたいけれど面倒・・・という方には、手当て用のショウガ粉末といった便利なものがあります。あるいは簡単な器具を使った温灸もお勧めです。
病気や症状において、全面的に薬や病院に頼るのではなく、できるだけ自分の手で良くしようとすることが何よりも安全であり、自然なことだと思います。
実際、そういう方はいい結果が出やすいです。ぜひ一度お試し下さい!