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皮膚科で治らないニキビの本当の原因とは?根本改善のためのアプローチ

はじめに

「皮膚科に通っているのに、ニキビが治らない…」そう悩んでいませんか?

 

 

思春期だから仕方ない、大人ニキビはホルモンのせい、薬を塗っていればそのうち治る…そう思いながら、何年も同じ悩みを繰り返している方がとても多いのが現実です。

 

しかし実は、ニキビは「皮膚の表面」の問題ではなく、「体の中」の状態が大きく関係していることをご存知でしょうか。特に、血液の状態や栄養の偏りがあると、皮膚は本来のバリア機能を保てず、炎症が起きやすくなり、治ってもまた繰り返すという悪循環に陥ってしまいます。

 

この記事では、なぜ皮膚科で治らないニキビがあるのか、実は見落とされがちな「血の不足」や「食事との関係」、そしてあなたの肌が本来の力を取り戻すためにできることについて、わかりやすくお伝えしていきます。

 

1. 皮膚科治療の限界と注意点

ニキビで皮膚科を受診すると、一般的に以下のような治療が行われます。

 

●抗生物質の内服や外用薬
●ピーリング作用のある外用薬(ディフェリンゲル、ベピオゲルとデュアック配合ゲルは抗生物質との合剤)
●ビタミン剤や漢方薬の内服
これらの治療には確かに必要な場面があります。赤く腫れて膿を持ったニキビなど、炎症が強い場合には、一時的に抗生物質を使用して症状を抑えることが有効です。

 

ピーリング剤使用時の注意点

 

近年広く使われているディフェリンやベピオゲルなどに入っている過酸化ベンゾイルは「角質を剥がす作用」の薬です。毛穴のつまりを解消し、酸化の力で菌を殺す作用も合わせてもっています。

 

しかし、長期使用には以下のリスクがあります。

 

  • ●皮膚のバリアが薄くなる、弱る
  • ●外部刺激に対して肌が敏感になる
  • ●赤み・乾燥・ヒリヒリ感が強くなり、かえって肌荒れが悪化することも

特に、もともと皮膚が薄く、バリア機能が弱っている方には強い負担となる可能性があるため、慎重に使用する必要があります。

 

薬による治療の本来の役目は「今出ている症状を落ち着かせる」ことであって根本治療ではないという点を理解しておくことが重要です。本当にニキビを繰り返さない肌を目指すには、肌が本来持っているバリア機能を取り戻すことが必要になります。

2. なぜ「血液・栄養」がニキビに関係するのか

ニキビというと「皮脂の出すぎ」「毛穴のつまり」「洗顔不足」など、表面的な原因ばかりが注目されがちです。しかし実際には、それらの背景に「血の不足」=体の内側の力の低下が隠れていることが少なくありません。

 

肌は血液から栄養をもらっている

 

皮膚は、血液によって栄養や酸素を届けてもらってはじめて、新しい皮膚細胞を作り、バリア機能を保つことができます。しかし最近は、健康意識の高まりとともに「野菜中心の食事が一番」「サラダだけ食べていれば安心」といった、やや偏った認識が広がっているのも事実です。

 

もちろん野菜は大切ですが、それだけでは肌を作る材料が不足してしまいます。そして大きな問題となるのが「過度なダイエット」です。適正体重を維持することは、皮膚の状態を良好に保つために非常に重要ですから、過剰なダイエットは皮膚の材料となる栄養素を不足させ、ニキビの大きな原因となります。

 

 

血液から十分な栄養が届かないと起こること

●新しい皮膚をうまく作れなくなる
●肌のバリア機能が弱くなる
●皮膚が乾燥するため、余計な皮脂が分泌される
●外部刺激や菌に対して無防備になる

つまり、繰り返すニキビは「毛穴が詰まっているから悪い」のではなく、菌に感染しやすく、炎症を抑える力が不足している状態であることが多いのです。

 

3. 間違ったスキンケアが肌を弱くする理由

ニキビができると、つい「洗えば治るかも」「塗れば治るかも」と、肌の外側ばかりをケアしがちです。しかし、「刺激の強すぎるスキンケア」や「肌の構造を無視したアイテムの使い方」が、実はニキビを悪化させていることも少なくありません。

 

ピーリングや洗いすぎの弊害

皮脂を落としすぎる洗顔や、強いピーリング剤を日常的に使うと、肌の一番表面にある「角質層」が削られてしまい、バリア機能が著しく低下します。

その結果

●肌が乾燥しやすくなる
●外部刺激に敏感になる
●皮脂分泌が乱れて、余計にベタつく
●菌に感染しやすくなる

つまり、「清潔にしているつもり」が、実は肌をどんどん弱らせている可能性があるのです。

 

スキンケアの基本は「何を使うか」よりも「何を壊さないか」です。肌には自分を守る力が備わっています。その機能を削ってしまうケアを続けている限り、肌は本来の力を発揮できません。

 

4. 根本改善のために本当に必要なこと

ニキビを「繰り返さない肌」にしていくためには、外側からのスキンケアだけでなく、体の内側からのアプローチが欠かせません。なぜなら、肌は「体の状態を映す鏡」だからです。

 

肌をつくるのは内側の力

私たちの肌は、食事で摂った栄養を使って、体の中で毎日少しずつ新しい細胞へと生まれ変わっています。食べたものを材料にして、新しい皮膚がつくられ、バリア機能が整い、健康な状態が維持されるのです。

 

つまり、肌を変えたいなら、まずは「肌をつくる材料」をしっかり体に届けることが必要不可欠なのです。

 

「野菜さえ食べていれば健康」は間違い

 

「サラダ中心にしているのに、ニキビがよくならない…」という声をよく聞きます。もちろん野菜は大切ですが、野菜だけでは肌の土台になる材料がまったく足りません。特に「肌のバリア」をつくるために必要な栄養素は、野菜だけの食事では十分に摂れないことがほとんどです。

 

最近は食に対する意識が高まり、オーガニックや無添加の食品を選ぶ方も増えています。それ自体は良いことですが、「余計なものをとらないこと」が目的になりすぎて、本来摂るべき栄養まで不足してしまっているケースもよく見られます。

 

肌の生まれ変わり(ターンオーバー)をスムーズにし、バリア機能を取り戻すためには、栄養をしっかり届け、それを体がちゃんと使える状態にすることが重要です。

5. すずらん薬局のアプローチ

私たちすずらん薬局では、ニキビに悩む方に対して「薬に頼るだけではない、根本からの改善」を一緒に考えています。

 

まずは”あなたの肌”を知るところから。

ニキビの原因は一人ひとり異なります。皮脂の量、生活習慣、食事内容、体の栄養状態…見た目は同じようなニキビでも、根本の原因はまったく違うということがよくあります。

 

だからこそ、私たちはまず、じっくりと話を聞かせてもらいます:

 

●どんなタイミングで悪化するのか
●今の食生活や生活リズムはどうなっているのか
●どんなケアをしてきたのか

「肌の状態を作っているのは、日々の暮らしそのもの」という考えのもと、そこを丁寧に見ていくことで、本当に必要な対策が見えてきます。

 

内側からのサポート

 

すずらん薬局では、肌の内側からの再生をサポートする製品もご用意しています。「肌を育てる」ことを目的とした、特別なサポート製品で、実際に「今まで何をしても治らなかったニキビが落ち着いてきた」という声も多くいただいています。

 

「皮膚科で治らなかった」「薬を塗っても良くなっていない」「何年も悩んでいて、もうあきらめかけている」そんな方にこそ、すずらん薬局はお役に立てます。

 

あなたの体にとって、今、何が足りていないのか。どこから整えれば、肌が変わり始めるのか。その答えを一緒に見つけていきましょう。

6. まとめ:体質改善への第一歩

ニキビは単なる皮膚の問題ではなく、「体からのメッセージ」です。表面的な対処だけでは根本的な解決にはならず、体の内側から整えることが真の改善への道筋となります。

 

体が変われば、肌は必ず変わります。あなたの毎日に自信と笑顔が戻るその日まで、私たちはしっかり寄り添い、サポートいたします。

 

「ずっと悩んでいるけど、どうせまた同じだろう」そんなふうに思っている方こそ、ぜひ一歩踏み出してみてください。まずは一度、お話を聞かせてください。きっと新しい発見があるはずです。

 

 

このブログは、京都の木津川にあります、すずらん薬局の上田美穂が書きました。

(薬剤師・糖尿病療養指導士・血液栄養診断士)

 

すずらん薬局は学研都市線 西木津駅徒歩5分にあります漢方・健康食品を中心に取り扱っております漢方相談店です。

日々、お悩みの身体の症状、心の悩みなどありましたら、是非店頭にお越しください。

 

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