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天然素材枕「利楽」誕生秘話

目次

天然素材へのこだわりと靴下メーカーの技術が融合した新感覚の健康枕

最初は、失敗、失敗、失敗の連続

「健康枕を作ろう!」と思った訳ではありません。
最初は自分用に座布団を作ろうとして、出来たものが枕みたいだったので、
「そうだ、枕もいろいろ使ってみたけど気に入ったものがないので、
自分で作ってみよう」と思ったのが始まりでした。

 

正直なところ、枕なんて簡単にできると思っておりましたので、
気楽に試作品を作って試したところ、頭で思っていたものが出来ても実際に使用してみると、
寝心地は良くないし、ある時は何個目の試作品か忘れましたが、
それを使用した当社の事務員さんが朝起きた時に首が動かなくなっていたり、
(この枕を私たちは悪魔のまくらと呼んでおります)
私自身もほとんど経験したことのなかった酷い肩こりになったりと、さんざんな目に遭いました。( ̄Д ̄;;

 

そして、枕の大切さを知る

これは困ったと枕のことを勉強したところ、自分がまくらをいかに軽く見ていたか、
そして枕が睡眠にとっていかに大切なアイテムであるかを理解しました。

 

それからは本格的に開発を始め、作った試作品は50種類以上で、
(50まで数えておりましたが、これ以上は面倒なので止めました)
ああでもないこうでもないと試作とその使用を繰り返し、
途中で何度止めようと思ったことでしょう。
いろいろな形を作って行くうちに、ふと”simple is BEST”という言葉を思い出しました。
そこで思いっきりシンプルな形にしたところなかなか寝心地の良いものができ、
やっと最終形にたどり着きましたが、もう一つ何かが足りないと感じておりました。

 

失敗した試作品の一部

 

貴重なアドバイス、ありがとうございました!

枕のことを勉強していく中で、万人が気に入る枕は存在しないという結論に至りましたが、
それでも少なくとも自分自身が納得がいかなければと思い、
色々な人に試して貰って感想を伺う中で、健康組曲ストーリーに登場する、
通販会社のN氏からの感想メールでその足らないものを発見いたしました。
下記がその内容です。

 

「まくらの布はさすがに大法紡績さんのものだけあって、肌触りがよく、
常にさらっとした感触で気持ちのよさが続きます。
頭をのせるとまくらが頭の形に添うように変形してしっくりと頭が納まります。
ただ布に弾力性があるためか、頭が納まったあと
更にまくらが変形して頭が沈むような感じがありました。
布の弾力性が弱く、布が変形をもう少し抑えてくれればちょうどいいのにという感じです。
また体を横向けにして寝る場合にはまくらが横長に細長く伸びる感じになり、
腕でまくらを抱きにくい状態になります。
この辺が人によって首に力を入れてしまう原因になるのではないかと思います。

 

とにかく顔に触れる布の感触は気持ちのいいものですので、
内側の布の弾力を強くするなどされてはいかがかと思います。
個人によって頭の重さや寝姿が違うので
上記は私個人の感想としてお受けとめ頂きますようお願いします。
今後ともよろしくお願いいたします。」

 

以外や! 五本指ソックスの技術が…

このアドバイスで以前、特殊な五本指ソックスを作るときに開発した
当社独自の3段スライドスムス方式を思い出しました。
実はこの編み方は、靴下では伸縮性が少ないので失敗でしたが、この方式で編んでみると、
N氏の指摘された問題点を見事に解決してくれました。\(^O^)/バンザーイ。

 

まさしく「失敗は成功のもと」ですね。

 

その後の改良品を使用していただいたN氏からの感想文です。

 

「改良版の枕は愛用させていただいています。
頭がしっかりホールドされる感覚でなかなか快適です。
自分には少し高さが高めの感じがありますが、
そのときの体型や疲れ具合などに影響されるものでしょうから微妙ですね。」
(高さはソバ殻の量で調節できます。)

 

私は枕を開発するにあたり、色々な枕を試してみましたが、
その中で通○生活のメデイ○ル枕を試したんです。
私には合わなかったんですが、妻がとても気に入って、
どの試作品を使わせてもメデイ○ル枕の方が良いとダメだしをされていたんですが、
最後のこの3段スライドスムス編み枕でついにメディ○ル枕を超えたと言わせ、
今は利楽と共に毎晩寝ています。(≧∇≦〃)vヤッタネ☆

 

商品名もリラックスと楽ちんを掛けて和風の雰囲気で「利楽」と名付けました。
従来のソバ殻枕とは違った寝心地ですので、一度お試しあれ。(^^)

 

 

利楽開発者
大法紡績有限会社 山崎憲伸

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