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血圧っていったい何ですか?高いとダメな理由を教えてください。

はじめに

「血圧が高い」と聞くと、多くの人は悪いものというイメージを持ちます。
しかし実際には、血圧はただの数字ではなく、血液を心臓から全身へ送り出すために必要な力です。

木津川市にあるすずらん薬局でも、

「血圧が高いと言われて不安で…」
「とにかく下げたほうがいいんですよね?」
といったご相談を受けることが少なくありません。

そして意外かもしれませんが、血圧は低すぎることで、

体調不良の原因になっていることが多々あります。

今日は、木津川 すずらん薬局の視点から、多くの方が誤解しやすい血圧の本質について、

できるだけわかりやすくお話しします。

血圧とは、血液を全身に押し出すための圧力

血圧を機械的に説明すると「血液が血管を押す力」です。
では、なぜ 「力=圧」をかけているのでしょうか?

 

体は広い地図のようなものです。心臓はポンプとして働き、血液は道路を走る配送車のように、

栄養・酸素・ホルモンなどを全身へ運んでいます。

では、その配送車をどれだけの力で送り出すのか。
その押し出す力が血圧です。

つまり血圧とは、

・酸素を届ける力

・栄養を届ける力

・老廃物を回収する力

・臓器を働かせるためのエネルギー供給力

これらすべてを保つための「生命の圧力」なのです。

高い=悪い、という単純な話ではありません。
逆に、血圧が低すぎるとどうなるでしょうか?

 血圧が低すぎると起こるトラブル

血圧が低いと、必要な場所に血液が届きにくいという問題が生じます。

・朝起きられない

・めまい・ふらつき

・頭が重い

・集中力の低下

・手足が冷える

こういった不調は、血が充分に届かないことで起こる症状です。

 

特に、脳は立ったり、座ったりしている時は心臓より上にあります。

重力に逆らって血を上昇させないといけないので、血圧が低すぎると、脳に届く酸素が不足しやすいのです。

 

血圧は、血液が全身にくまなく行き届くように、体が調節してくれていますから、低ければ良いということではありません。

なぜ血圧は上がるのでしょうか?

血圧が上がるのは、体が勝手に暴走しているわけではありません。
多くの場合、血液を必要な場所まで届けるために、体が行っている調整です。

 

血液は、心臓から押し出され、血管を通って全身へ運ばれます。
ところが次のような状態になると、血液はスムーズに流れにくくなります。

 

・血管が硬くなり、広がりにくくなる
・血液の流れが悪くなり、抵抗が増える
・血液量が少なく、十分に行き渡らない

 

このようなとき、体は
今の力では、血液が十分に届かない、と判断します。

そこで体は、血液をより強い力で押し出すことで、必要な酸素や栄養を全身に届けようとします。

つまり血圧が上がるのは、体が生きるために必要な血流を確保しようとした結果なのです。

必要があって血圧を上げている状態とも言えます。

なぜ血圧が高い状態が危険と言われるのでしょうか?

問題になるのは、血圧が上がったことそのものではありません。
本当の問題は、高い圧が血管にかかり続けることです

 

血管は、しなやかで弾力があれば、ある程度の圧がかかっても耐えることができます。

しかし、

・血管の壁が弱っている

・修復に必要な栄養が不足している

・炎症が続いている

このような状態では、
血管は高い圧に耐えきれなくなります。

すると、血管の内側が傷つきやすくなる

●血管がもろくなる

●詰まりやすくなる、破れやすくなる

といったリスクが高まります。

つまり、
高血圧が危険とされる理由は「数字が高いから」ではなく、その圧に血管が耐えられない状態が問題になるからなのです。

どうすれば血管は高い圧に耐えられるのでしょうか?

ここまで読んでいただくと、血圧の問題は数字を下げることではなく、
血管がその圧に耐えられる状態かどうかが重要だということが見えてきます。

血管は、生きた組織です。
毎日、伸び縮みを繰り返しながら、血液を全身に運ぶという大きな役割を担っています。

その血管がしなやかで強く保たれていれば、多少血圧が高めであっても、大きな問題にはなりにくいのです。

逆に、血管が弱っている状態では、血圧がそれほど高くなくても、トラブルが起こりやすくなります。

血管をしなやかに保つために大切な3つの視点

では、血管を高い圧にも耐えられる状態に保つには、どんな点に目を向ければよいのでしょうか。

 

① 血管をつくり、修復するための材料が足りているか

血管の壁は、生きた細胞でできています。
毎日、伸び縮みを繰り返す中で、目に見えない小さな傷が生じ、それを修復しながら保たれています。

この修復には、体に必要な材料(栄養)が欠かせません。

材料(栄養)が不足していると、血管は十分に修復されず、圧に対して弱い状態のままになってしまいます。

 

② 血管の中を流れる「血液の流れ」は保たれているか

血管に栄養や酸素を届けるのは、血液の流れです。

冷えや運動不足、長時間同じ姿勢で過ごす生活が続くと、血液の流れが滞りやすくなります。

血流が悪くなると、血管の修復に必要な栄養も届きにくくなり、血管はさらに弱りやすくなります。

軽い体操や散歩など、無理のない範囲で体を動かすことも、血管の健康を守る大切な要素です。

 

③ 血管に負担をかける炎症が起こりやすい状態でないか

血管は、炎症にとても弱い組織です。

炎症というと、特別な病気を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実際には、日々の食生活の積み重ねによって、
体の中で小さな炎症が起こることがあります。

たとえば、

・甘いお菓子、炭酸飲料、エネジードリンク、パンや麺などの精製された糖質をとりすぎている
・体重が増えすぎている
・血糖値の上下が大きい状態が続いている

こうした状態では、血管の内側にじわじわと負担がかかり、炎症が起こりやすくなります。

この状態が続くと、血管の内側は傷つきやすくなり、血圧という圧に対して、耐えにくい状態へとつながっていきます。

血管を守るためには、血糖値の変動をできるだけ大きくしない食生活を意識することも、とても大切なポイントです。

血圧と上手につき合うために大切なこと

血圧は、体が生きるために必要な仕組みの一つです。
体は、必要があるから血圧を上げ、必要がなくなれば自然と落ち着いていきます。

だからこそ、

・血圧の数字だけを見て一喜一憂しない
・なぜ体がその血圧を必要としているのかを考える
・血管そのものをいたわる生活を心がける

こうした視点がとても重要になります。

まとめ

・血圧が上がるのは、血液を全身に届けるための体の調整
・危険なのは、血圧の高さそのものではない
・問題になるのは、弱った血管に高い圧がかかり続けること
・血管の状態は、栄養、血流、炎症の影響を大きく受ける
・血圧と向き合うときは、数字だけでなく体全体を見ることが大切

 

血圧を体からのサインとして受け止め、日々の生活を見直すきっかけにしていくことが、長い目で見た健康につながっていきます。

 

最後に、
血圧の数字に振り回されて不安を感じている方は、一人で抱え込まず、ぜひ一度ご相談ください。

血圧は、体の状態や生活背景によって意味合いが大きく変わります。
ご自身の状況に合わせて、どこに目を向けるべきかを一緒に整理するだけでも、

気持ちが少し楽になることがあります。

京都府木津川市のすずらん薬局では、

お一人おひとりの体の状態に合わせたご相談をお受けしています。

 

 

このブログは、京都の木津川にあります、すずらん薬局の上田美穂が書きました。

(薬剤師・糖尿病療養指導士・血液栄養診断士)

 

すずらん薬局は学研都市線 西木津駅徒歩5分にあります漢方・健康食品を中心に取り扱っております漢方相談店です。

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